3.光ヶ丘中学校と文化振興課

 平成15年度と平成16年度の郷土史展示において使用した、小牧市教育委員会文化振興課から光ヶ丘中学校に送信された篠岡古窯跡群の写真をホームページに載せてもいいかどうかの許可をまだ文化振興課から得ていない。光ヶ丘中学校の校長先生に会った後、このホームページを立ち上げる前に、文化振興課には、篠岡古窯跡群に関する写真のホームページへの使用許可を得なければいけないと思い、小牧市役所教育委員会文化振興課の中嶋さんに夕方6時頃電話を入れた。中嶋さんは、まだ、市役所にいて、これまでの経過を聞いてくださった。

 「光ヶ丘中学校文化祭における郷土史展示で使用した篠岡古窯跡群の写真をホームページにしてインターネットに載せることに関する許可を申請するという書面を書いて、小牧市教育委員会文化振興課宛に送付してください。メールの添付ファイルで送ってもらってもいいです。書式はどんなものでも構いません。これは、あなただけでなく、今まで、篠岡古窯跡群の写真を掲載したいといってきた新聞社などのマスコミの方々に対してもお願いしてきたことです。許可は、ホームページを立ち上げる直前までにしていただければ、OKです。」

 これが、文化振興課の中嶋さんの返答だった。

 「使用許可の申請の書式は、どんなものでも構わない。」中嶋さんの返答の中で一番悩んだのは、このことだった。いっそのこと、書式が決まっていて、あとは必要個所を穴埋めするだけということの方が、楽だった。申請の文章を考えるのに、とても時間がかかった。ここで、私が考えた使用許可申請の文章を公表する。今後、同じような活動をしていく方々の参考にして頂ければ、幸いである。

<ご参考>

小牧市教育委員会 文化振興課御中

 平成15年度小牧市立光ヶ丘中学校地域ふれあいフェスティバルにおける郷土史展示のために文化振興課から送信されてきました、篠岡古窯跡群に関する遺物、発掘調査の写真等を、<氏名>個人のホームページに掲載させていただきたく、お願い申し上げます。

 文化振興課から送信されてきた写真の明細は、以下の通りです。

1.出土遺物の写真9枚

・篠岡112号窯出土須恵器(円面硯)

・篠岡97号窯出土灰釉陶器

・篠岡47号窯出土灰釉陶器

・篠岡81号窯出土緑釉陶器(円面硯)

・篠岡104号窯出土須恵器(円面硯)

・篠岡古窯跡群出土の様々な須恵器

・篠岡古窯跡群出土の文字や文様のある灰釉陶器

・篠岡古窯跡群出土文字瓦

・篠岡47号窯出土灰釉陶器(円面硯)

2.発掘調査当時の写真11枚

・篠岡112号窯(北から)野口

・篠岡97号窯発掘作業風景(南東から)光ヶ丘三丁目

・篠岡97号窯(北東から)光ヶ丘三丁目

・篠岡47号窯発掘作業風景(西から)城山二丁目中央公園入口付近

・篠岡47号窯灰原土器出土状況

・篠岡47号窯(南西から)城山二丁目中央公園入口付近

・篠岡81号窯(南東から)城山五丁目

・篠岡104号窯須恵器出土状況(下末―中部技能開発センター敷地)

・篠岡96号窯(東から)城山五丁目

・篠岡104号窯・105号窯・15号窯 東から(下末―中部技能開発センター敷地)

・篠岡96・87号窯(東から)城山五丁目

3.桃花台ニュータウン遺跡地図

4.篠岡古窯跡群一覧表

以上。なお、<氏名>個人のホームページの題名は、まだ決定しておりませんので、ホームページの作成が終了次第、追って連絡致します。

<氏名>

<住所>

<電話番号>

 以上の書面をワードで作り、添付ファイルにして、文化振興課と光ヶ丘中学校にメールにて送信した。更に、文化振興課の方には、この書面を印刷して、郵送でも送付した。

 これらのことを読んでいただいている皆様には、おわかりのことと思うが、光ヶ丘中学校の文化祭で行った郷土史展示をホームページにしてインターネットに掲載するということに関しての私への対応は、光ヶ丘中学校側と文化振興課側とでは、180度違った。私がホームページを作ることに関して、何も言わない光ヶ丘中学校と、ホームページが立ち上がってからも、いろいろアドバイスのあった文化振興課とがあって、このホームページは出来上がってきたのだった。この後、ホームページを作り上げていく過程で、光ヶ丘中学校と文化振興課の双方に対して、様々な相談にのっていただいたことはいうまでもない。