5.なかなかたちあがらないホームページ

 私は、このホームページを立ち上げる日を平成17年の5月にすると決めていた。それまでに、ホームページができあがっていなくても、一旦、5月に立ち上げるつもりでいた。実際、5月の時点で、ホームページは、表紙と桃花台ニュータウンのページと篠岡古窯跡群の47号窯・104号窯の部分と小牧市立光ヶ丘中学校の光ヶ丘中学校の位置と光ヶ丘中学校の歴史の部分だけだった。

 私のパソコンに入っているメールの受信トレイを見ると,2005年5月の下旬くらいから、小牧市教育委員会文化振興課の中嶋さんとのメールのやり取りが頻繁に行われていることがわかる。このホームページを立ち上げるにあたって、直接的に私を支えていたのは、文化振興課であった。文化振興課の中嶋さんは、このホームページのチェックを早くしたかったようであった。どこかの有名サイトにリンクをさせてもらうとかしない限り、他の人がこのホームページを見に来ることはできないため、ホームページの内容をチェックする方法は、一旦、ホームページをインターネット上に載せることが一番いい方法であるとのことだった。

 文化振興課の中嶋さんに従って、このホームページをインターネットに載せるために、「ゼロからのホームページ作り」の本の中の「STEP4 ホームページを公開する」のページを読み、まず、プロバイダであるso−netのホームページ開設サービスのサイトに登録をしてホームページアドレスを取得した。それから、「ゼロからのホームページ作り」の本の中のCD−ROMの中から、データを送る転送ソフト「FFFTP」をパソコンにインストールした。ここまでは、順調だった。つまずいたのは、このホームページデータを「FFFTP」でプロバイダに転送したときだった。

 このホームページデータが最初にインターネット上に載ったときは、写真が所々表示されていたりいなかったり、ページが表示できていなかったりと、とても見れる状態のものではなかった。事前にこのホームページのURLを知らせておいた文化振興課の中嶋さんからは、プロバイダーのアップロードの説明をよく読んで,FFFTPのソフトの設定を再確認するようにとのメールが届いた。文化振興課の中嶋さんの言うとおり、プロバイダーのアップロードの説明をよく読んだら、表紙のアドレスは、「index.html」にしなければならないと書かれてあったので、その通りに変えたのだが、何も変わらない。そして、一度立ち上げたホームページを一旦全部削除してから、正しいホームページデータをもう一度立ち上げ直さなくてはならなかったことに気づくのに一日かかった。そして、まず、このホームページの表紙のページだけを最初に立ち上げ直して、後から,他のページを順番に立ち上げていった。このホームページが正常な状態でインターネット上に載ったのは、FFFTPソフトをパソコンにインストールしてから、一週間後くらいだった。

 このホームページが正常にインターネット上に載った段階で、光ヶ丘中学校長には、電話とメールでお知らせした。校長先生からは、「ごくろうさんでした。」という言葉をもらった。文化振興課の中嶋さんからは、早速、様々な指摘のメールが届いた。篠岡古窯跡群に関する私の誤解の個所の訂正の依頼もあったし、こうしたらもっと地図が見やすくなるのではないかといったアドバイスもあった。このホームページの中で,文化振興課の中嶋さんの指摘が最も多かった個所は,「桃花台ニュータウン」のページの中の「桃花台ニュータウンと篠岡古窯跡群」だった。

 文化振興課の中嶋さんの指摘個所を訂正した後は、このホームページをできるだけ多くの人に見てもらうためにはどうしたらよいのかを考えなければならなかった。まず、so−netをプロバイダーとしている人達が作ったホームページを公開する「みんなのもくじ」というサイトに登録した。その後、YAHOOの「サイトの推薦」に登録した。

 YAHOOのサイトの推薦では、推薦するサイトのカテゴリーが細かく分類されている。このホームページは、地域の歴史の情報を発信していくのが主旨なので、地域情報の愛知県の小牧市に登録した。小牧市のサイトのカテゴリーは更に細かく分類されていた。ここで、私は、第一志望を小牧市の「教育」にするのか、「生活・文化」にするのか、「芸術・人文」にするのか、相当迷った。その結果、選択したのは、「教育」だった。第二志望を「生活・文化」にした。

 結果的に、私の第一志望がそのまま通った形で、YAHOOの検索サイトにこのホームページが登録されたのは6月だった。YAHOOからは、このホームページが新着サイトに登録されたというメールはあったが、どこのカテゴリーに登録されたのかというお知らせはなかった。従って、自分のホームページをYAHOOの検索サイトの中から探した時に、光ヶ丘中学校の登録サイトになっていたことを知った時には驚いた。しかも、そこには、「光ヶ丘中学校おやじの会」の登録もあったので、YAHOOの人達には,このホームページがそのように見えたのかと思った。

 このあと、googleにも登録し、このホームページは、現在、YAHOOとgoogleとso−netに登録されている。しかし、このホームページのカウンターが一日必ず10ポイントは上がっている背景には、YAHOOの検索サイトに登録されたということがとても大きかったと思う。今後、光ヶ丘中学校のホームページがYAHOOに登録している限り、私の子供たちが光ヶ丘中学校を卒業した後も、このホームページは、光ヶ丘中学校の登録サイトとして残るのかと考える今日である。