3.このホームページ管理人が見た神尾前古墳他

大山廃寺と大山古墳群の地図

「小牧市遺跡分布地図」(小牧市教育委員会 1991年3月発行)の上にこのホームページ管理人がペイントで書き込んだものである。

 トウカイコモウセンゴケの群落を出て、市民四季の道に入った瞬間から、神尾前古墳他の遺跡の雰囲気がある。階段に使用されている古い石にも遺跡の雰囲気を感じ、朱色の小石が帯のようになって山肌からこぼれ落ちている所も見ることができる。そして、遺跡の雰囲気は、神尾前古墳石室のあたりを過ぎても続き、頂上にある白山神社まで神尾前古墳他遺跡は続く。

 山道の左右に点在する大きな石は、古生層の石であるという風にかたずけられるのは心外だ。それらの石は、白や青などの色が付けられているように見えたり、何かの形を現しているように見える。落ちている小石が色とりどりである。そして、神尾前古墳石室の前あたりから、市民四季の道に絵が描かれていることに気が付く。

 市民四季の道の絵は上の方まで続くが、途中、右側に山が開けた場所があり、鉄塔の向こうに尾張平野の景色が見える。このホームページ管理人が地図で調べたところ、山が開けた方向は、奈良県東吉野町あたりのように考えられる。そのあたりから、大きな、青や白などの色が塗られているかのような石が点在していて、山を登りながら、それらの石に目が釘付けになる。そして、白山神社とちごの森の分岐点手前あたりにさしかかると、砂利道にある一筋の赤い線が分岐点まで私たちを導く。

 そして、分岐点から白山神社の方向に登り始めるところで、私たちは、様々な変わった形の大きな石を眺めながら登っていく。白山神社鳥居前は、白い砂と模様が付いているようにも見える石の階段があって、白山神社鳥居に到着すると、正面には白山神社の社殿が見える。振り返ると、鳥居の向こうには、尾張平野が一望でき、晴れた日には伊勢湾のきらきらした水平線も見ることができる。このホームページ管理人が地図で調べたところ、白山神社の鳥居は、伊勢神宮を向いていることがわかった。

 そして、トウカイコモウセンゴケの群落から白山神社まで登ってきたこのホームページ管理人が抱いた印象は、神尾前古墳石室とそれに準ずる石造物遺跡は、壊れているということだった。このホームページ管理人が撮影した、トウカイコモウセンゴケの群落から白山神社まで登る市民四季の道で見た光景の写真は、2018年現在、1976枚である。その中からこのホームページ管理人が選りすぐった30枚の写真をこのホームページに載せます。

神尾前古墳の横を通る市民四季の道

この市民四季の道の左側に神尾前古墳がある。2018年6月27日このホームページ管理人撮影。そして、市民四季の道を白山神社まで登る間に道を撮影すると、様々な絵が描かれていることがわかる。

市民四季の道に描かれた絵1

神尾前古墳の横を通る市民四季の道を撮影したもの。サルの絵か?2018年6月13日このホームページ管理人撮影。

市民四季の道に描かれた絵2

旅芸人一座の絵?2018年6月13日このホームページ管理人撮影。

市民四季の道に描かれた絵3

この指の形などから仏教の僧侶を連想してしまう。2018年6月27日このホームページ管理人撮影。

市民四季の道に描かれた絵4

楽しそうな人の絵。2018年6月27日このホームページ管理人撮影。

市民四季の道に描かれた絵5

タコと女の人の横顔の絵。女の人が日本人なのか外国人なのかはわからない。2018年7月14日このホームページ管理人撮影。

市民四季の道に描かれた絵6

牛頭天王の絵か?2018年7月14日このホームページ管理人撮影。

 ここで、牛頭天王について知りたい方は、「Wikipedia牛頭天王」をクリックしてください。そして、牛頭天王の話がわかると、市民四季の道に描かれている絵が面白くなってくる。

市民四季の道に描かれた絵7

人の絵なのか?2018年7月21日このホームページ管理人撮影。

市民四季の道に描かれた絵8

タツノオトシゴの絵に見える。2018年8月3日このホームページ管理人撮影。

市民四季の道に描かれた絵9

外国人風の女の人の絵?2018年8月3日このホームページ管理人撮影。

市民四季の道に描かれた絵10

ニワトリの頭部?2018年8月3日このホームページ管理人撮影。

 そして、市民四季の道に描かれた絵を撮影する傍ら、頭をもたげると、道の左右の植生が違う場所があることに驚く。

道の右側の植生

神尾前古墳から白山神社まで市民四季の道を登る途中の右側の植生。2018年6月27日このホームページ管理人撮影。

道の左側の植生

神尾前古墳から白山神社まで市民四季の道を登る途中の左側の植生。2018年6月27日このホームページ管理人撮影。

別の場所の道の左側の景色

左右の植生が違う場所からもう少し白山神社方面へ登った場所の左側には、自然にできたものなのか、人工的なものなのか、木が倒れて十字架の形をしている光景を見ることができる。2018年6月27日このホームページ管理人撮影。

 そして、また、道を撮影しながら、白山神社方面へ市民四季の道を登っていき、もう一度頭をもたげると、道の左側に、様々な形をした石が目に留まる。また、市民四季の道の上にも色とりどりの小石を見ることができる。

ベッドのような形の石

このベッドのような石は、自然にできたものなのか、人工的なものなのか。2018年3月13日このホームページ管理人撮影。

赤い小石

市民四季の道に散乱していた赤い小石をいくつか集めた。2018年6月27日このホームページ管理人撮影。

石のかけら1

市民四季の道の端っこの方に落ちていた石のかけら。2018年5月25日このホームページ管理人撮影。

 そして、市民四季の道を更に登っていくと、途中で、右側にある鉄塔の向こうに尾張平野を望むことができる場所がある。

途中の景色

このホームページ管理人が地図で調べたところ、この風景は、尾張平野の向こうに奈良県東吉野町方面を望んでいる。大山寺の法灯を継ぐ江岩寺は、「壬申の乱の後、天武天皇により創建された大山寺が寺の始まりである。」と伝える。(「小牧の寺院」(小牧市文化財資料研究員会編集 小牧市教育委員会 平成28年(2016年)3月発行)参照)2018年7月21日このホームページ管理人撮影。

 鉄塔の向こうに広がる風景を眺めるあたりから、白山神社にかけて市民四季の道を登っていくと、青や白など様々な色が塗られていたかのように感じられる大きな石が私たちの目をくぎ付けにする。

鉄塔の風景の左側に見られる石

右手に鉄塔の向こうに広がる風景を眺め、左手を見ると、青い色に塗られているかのような石が連続している。2018年6月27日このホームページ管理人撮影。

組み合わされた石

この石が自然にこうなったとは考えられず、むしろ、石を上手に組み合わせたと考えられるが、どうやったら、2つの石をこのようにピッタリ合わせることができるのだろう。2018年8月3日このホームページ管理人撮影。

青い石

青い大きな石は、2018年3月13日このホームページ管理人撮影。

古墳の石?

鉄塔の向こうに広がる風景を眺めた後で、更に白山神社に向かって市民四季の道を登っていくと、やがて、左側に曲がって、急な登り坂がある。急な登り坂の途中、右側で見た石。2018年5月25日このホームページ管理人撮影。

変わった形の石

急な登り坂は、上の方で右に曲がっているが、その曲がり角あたりにある石。2018年6月13日このホームページ管理人撮影。

様々な色に塗られた石

上の方で右側に曲がった急な登り坂を上まで登ると、ほとんど高低差を感じないゆるい登り坂が続く。白山神社へ登る市民四季の道の左側上の方に見える石。2018年8月3日このホームページ管理人撮影。

石のかけら2

市民四季の道の急な登り坂を上まで登って来て、道に目を落とすと、このような石のかけらを撮影することができた。2018年7月21日このホームページ管理人撮影。

倒木に打たれた石

市民四季の道を上まで登ってくると、このような石が見られた。つまり、石は、木が倒れてきたくらいでは、びくともしないということだ。神尾前古墳や大山1号墳の石室を上からかち割った力とは、どのようなものなのだろう。2018年5月25日このホームページ管理人撮影。

ちごの森と白山神社分岐点手前にある道

ちごの森と白山神社分岐点手前にある道は、薄暗いが、道の中に続く赤い線が私たちを白山神社へ導く。2018年7月21日このホームページ管理人撮影。

ちごの森と白山神社分岐点手前にある道を撮影

ちごの森と白山神社分岐点手前にある道を撮影すると、こんな感じになっている。2018年7月21日このホームページ管理人撮影。

 そして、ちごの森と白山神社分岐点から白山神社へ登る道の途中で様々な形の石を見ながら、白山神社の鳥居に向かって登っていく。白山神社の鳥居前の階段は、白い砂に模様がある石が使われている。

白山神社の鳥居前の階段

白山神社の鳥居前の階段を登ると、石の模様と共に白い砂が目に付く。靴にも白い砂が付く。2018年8月3日このホームページ管理人撮影。

 白山神社鳥居に到着すると、目の前に社殿があり、振り返ると、尾張平野が見える。

白山神社鳥居からの眺め

白山神社鳥居は、名古屋市千種区の方面を向いている。そして、このホームページ管理人が地図で調べたところ、白山神社の鳥居が向く先は、名古屋市千種区の向こうに愛知県常滑市があり、伊勢湾を通り越した向こうには、伊勢神宮がある。2018年8月3日このホームページ管理人撮影。

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