男坂

大山廃寺の地図

「大山廃寺発掘調査報告書」(小牧市教育委員会 昭和54年(1979年)3月発行)の中の「図版U 大山廃寺付近航空測量図」の上にこのホームページ管理人がペイントで書き込んだもの。

 男坂は、児神社境内にある鐘楼堂跡と不動坂を結ぶ坂である。そして、児神社から江岩寺へ行くには、女坂を使うより男坂を使った方が近い。しかし、2021年現在は、男坂は廃坂で、ただの山の中である。晴れた日が続いた日でなければ、滑ってけがをするので、滑らない靴と杖で、注意を払って下らなければならない。しかし、男坂に入ると、坂の途中にいくつかの平地と礎石と思われる石を目撃することができる。2007年11月14日に児神社境内の鐘楼堂跡から男坂に入って、男坂の中にあるいくつかの平地を観察したり写真を撮影したりしながら、不動坂に下り、不動坂から女坂の江岩寺入り口である2本の大きな杉の木まで到達した所要時間は、20分間だった。このホームページ管理人は、2019年4月7日にもう一度男坂を訪れたが、その時、男坂の途中にある平地で無数に散らばるごみの跡を発見し、誰かの生活の跡を想像したため、男坂を下ることはせず、そのまま、女坂に逃げた。2019年4月7日以後、2021年現在に至るまで、このホームページ管理人は、男坂には一度も入っていない。しかし、男坂にある平地では、人が住めるみたいなので、男坂に大山寺の堂があったことは確実だ、と私は考える。寛文八年(1668年)三月に的叟が書いた「大山寺縁起」には次のように書かれてある。「本堂は、12間四方(21.72m四方)あり、30間(54.3m)の廻廊があり、左右に18の御堂があり、前に五重塔があった。その中で、弥勒菩薩と太鼓堂・鐘堂等は焼けずに残った。」

児神社鐘楼堂跡隣にある男坂に続く階段

この写真の左側に児神社境内の鐘楼堂跡がある。この階段を下ると男坂入り口がある。2007年11月14日12時20分撮影。

児神社境内から男坂入り口に下る階段

児神社境内から男坂に向かって階段を下ります。2007年11月14日12時21分撮影。

男坂入り口

ここから男坂に下っていきます。2007年11月14日12時22分撮影。

もう一つの男坂入り口

前の写真の男坂入り口の左隣には、竹が門のように2本立っている場所がある。しかし、ここからよりも前の写真の入り口の方が入りやすそうなので、前の写真の入り口から男坂に入ります。2007年11月14日12時22分撮影。

男坂に入ってすぐ左側にある竹やぶ

男坂に下ってすぐに左側を見ると、この竹やぶが目に入ります。2007年11月14日12時25分撮影。

男坂の道

男坂に入ったら、何となくあるような気がする道を進んでいきます。2007年11月14日12時25分撮影。

男坂にある平地1

男坂を下って最初に発見した平地です。2019年4月7日、ここに無数のごみが散らばっていた。2007年11月14日12時27分撮影。

男坂にある平地1にあった礎石のような石

男坂にある平地1を道に沿って回り込むと、礎石のような石がみつかった。2007年11月14日12時28分撮影。

男坂の道2

男坂にある平地1から少し進み児神社方面を振り返ると、平地に道が見える。2007年11月14日12時29分撮影。

男坂にある平地2

男坂をさらに進んでいくと、右手にも平地を発見する。これらの石は建物の礎石ではないか?2007年11月14日12時30分撮影。

男坂にある平地2の続き

前の写真の平地の続きです。2007年11月14日12時30分撮影。

男坂にある平地3

男坂をさらに下っていくとこのような平地がありました。2007年11月14日12時31分撮影。

男坂にある平地3の続き

前の写真の平地の続きです。2007年11月14日12時32分撮影。

男坂にある平地4

男坂をさらに下っていくと右側にこのような平地がありました。2007年11月14日12時33分撮影。

男坂の下にある不動坂

男坂を下って、不動坂の道が見えました。不動坂の向こうに稚児川が流れているはずです。2007年11月14日12時33分撮影。

男坂ふもと付近にある平地1

男坂ふもとの不動坂が見えたので、児神社方面を振り返ってみたら、こんな感じでした。2007年11月14日12時35分撮影。

男坂ふもと付近にある平地1を登る

男坂を下ったら、思ったより早く不動坂が見えてきたので、もう少し男坂を観察するために、再び男坂ふもと付近にある平地1に登った。2007年11月14日12時35分撮影。

男坂ふもと付近にある平地1続き

男坂ふもと付近にある平地1の中で、児神社方面を見て左側をうろうろすると、女坂の階段(女坂のふもと付近にある階段)が見えた。2007年11月14日12時36分撮影。

男坂ふもと付近にある平地1続き

男坂ふもと付近にある平地1の中で、児神社方面を見て右側をうろうろすると、このような風景が見える。この写真の右下に不動坂があり、不動坂の右側に稚児川が流れている。2007年11月14日12時37分撮影。

男坂ふもと付近にある平地1から児神社方面を眺める

男坂ふもと付近にある平地1から児神社方面を眺める。男坂をもう一段上まで登るのはやめることにする。2007年11月14日12時37分撮影。

男坂ふもと付近にある平地1から眺める江岩寺

男坂ふもと付近にある平地1から江岩寺が見える。2007年11月14日12時38分撮影。

女坂にある2本の大きな杉の木

男坂ふもと付近にある平地1から不動坂に下り、不動坂から女坂に入る直前です。女坂にある2本の大きな杉の木は、女坂にある江岩寺の門のような木です。2007年11月14日12時40分撮影。

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